【Eddie Bauer】1960年代のダウンベスト 〜還暦記念〜

先日、還暦を迎えた。

還暦といえば赤いチャンチャンコ。というわけで、ここ数ヶ月赤いベストを探していたのだが、先日オークションで「探し求めていたのはコレ!」というのを見つけた。

【Eddie Bauer(エディバウアー)】の赤いダウンベスト。おそらく1960年代のモノと思われるヴィンテージで、50〜60年程前のモノとしては状態良好。

ダウンアイテムといえば、昨今では「モンクレール」や「カナダグース」が人気だし、【Eddie Bauer】と同じアメリカブランドでいえば「ノースフェイス」の方が圧倒的に支持されている。

何でまた【Eddie Bauer】かといえば、このブランドがダウンジャケットを生み出したルーツだからである。

だからといって【Eddie Bauer】はちょっとオッさんくさいんじゃない?と思う人も多いはず。確かに現代風にアレンジされた最近の【Eddie Bauer】 や【L.L.Bean】はオッさんくさい。

でも最近のがどうなのかなどは関係ないのだ。そのブランドのルーツや歴史、背景が好きでインポートファッションにのめり込んだ自分。

それは洋服屋を引退した今でも変わらずにあって、たぶん死ぬまで変わらないと思う。それに、十分すぎるほどオッさんなわけで、オッさんくさくて当たり前。還暦なんだから。

 

【Eddie Bauer】には、名作と言われるダウンアイテムがいくつもある。

ダウンジャケットの基本形となった「カラコルム」、ダイヤモンドキルティングがカッコいい「スカイライナー」、MA-1のような型の「オールパーパス」など。

 

「オールパーパス」

 

昨今の多くのレプリカブランドやデザイナーズブランドが、これらのモデルをサンプリングしている。つまりは、洋服のプロ達が好むモデルの元祖が【Eddie Bauer】にあるのだ。

もちろん自分もこのブランドのダウンに魅了された一人で、「カラコルム」は3着ほど買ったし、「オールパーパス」に至っては色違いや微妙なモデル違いなどで5着も持っていた。いくつか手放したが、今でも「カラコルム」と「オールパーパス」を1着ずつ所有している。

 

そして何よりも、そのダウンアイテムが「いつ頃」「どこで」生産されたか?というのが大切。

なるべく「元祖」の年代に近い方がベターではあるけれど、やはり1950年代のモノはあまり状態の良いものは少ない。

仮に状態が良かったとすれば、恐ろしく値段が高いのだ。「カラコルム」の古いモデル(フロントボタンがスナップではなく普通のボタンのタイプ)などは、10万円以上もする。

自分はヴィンテージは好きだけど、決してコレクターではないので、そんな高いものは買わないし、買ったものはちゃんと着るようにしている。(同じモデルを5着持ってたらコレクターと言われてもしょうがないけど)

 

1960〜70年代のモノは、いわゆる「古き良きアメリカ」の最後の年代だと思っている。最近では80年代も立派なヴィンテージと言われるけれど、80年代からは世のファッションががらりと変わり、洋服もスタンダードからデザイン物にシフトした。

なのでアメリカのアウトドア物やミリタリー物を探すときは60〜70年代が多くなる。アウトドア物は当時から中国製や韓国製もあったが、やはりMade in U.S.Aが良い。

今回手に入れた【Eddie Bauer】のダウンベストは、そんな条件を満たす「ベストなベスト」だった。

 

 

アメリカ製なのは確かだが、年代については正直わからないところもある。年代を判別するのに有効なのがブランドタグだ。

世にはどんなモノにでもオタクという人がいて、そのオタクが書いたオタク記事をインターネット上で読むことができる。ホント便利な世。

そんなオタク様の記事によると【Eddie Bauer】の「日の出タグ」と呼ばれるものは主に60年代らしい。「雪タグ」は50年代で希少なのだとか。何のことかサッパリわからない人が多数だと思うので、読み流してください。

というわけで、この赤のダウンベストは「日の出タグ」でした。状態もまあまあ。最近大きくなった自分の身体でも、まだ大丈夫。自分が生まれた頃のダウンベストと思えば、感慨も深い。

似合ってるかな?

 

 

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今回、還暦の記念に赤のダウンベストを着た自分を描いてくださったのは「おおたにまさえ」さんという熊本県在住のイラストレーターです。

おおたにさんは亡くなった妻の友達で、二人が大学生だった頃、一緒に過ごした寮の先輩です。大学を卒業してから会うことはなかったようですが、ずっと年賀状のやり取りをしていました。

私は、毎年おおたにさんから送られてくる年賀状を見て、いつも「素敵な絵を描く人だなあ」と思っていました。

昨年、妻が亡くなってから、私がSNSを通じて、おおたにさんと直接連絡のやり取りをするようになりました。

そして今回、イラストを描いていただくことになりました。今後「Vintage 7」のイラストは彼女に描いていただこうと思っています。

おおたにさん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

 


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